法華寺 献茶式
〜千 宗室家元 奉仕〜
桜花爛漫の好季節に




  奈良市の法華寺において、4月2日、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

  氷室(ひむろ)御所、比丘尼(びくに)御所とも称される同寺は真言律宗の尼寺で、光明皇后が総国分尼寺として創建され、当初の寺号は法華滅罪寺とし、後年、法華寺と略号されました。本堂の国宝の本尊十一面観音立像はヒノキの一木造で、平安初期の傑作とされています。

  午前10時30分、家元は本堂に入られ、久我高照門跡はじめ尼僧方の行道散華が行われるなか、濃茶・薄茶二碗を謹点、本尊十一面観音立像に捧げられました。
  献茶式に際して、淡交会京都東(内田昌一支部長)・同西支部(加納幸一支部長)の奉賛席を慶久庵に、また奈良支部席(松久保秀胤支部長)が、東書院に設けられ、一般参拝者も含め多数の方々が茶道の心を満喫しました。




奉賛席 京都東・西支部(於 慶久庵) 奉賛席 奈良支部(於 東書院)