中宮寺 献茶式
千 宗室家元奉仕




  奈良県生駒郡斑鳩町にある聖徳宗中宮寺において、4月21日、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

  同寺は聖徳太子の生母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の発願により621年に創建され、以来1400年もの永きにわたり、法燈を守り続ける尼門跡寺院であります。
  江戸時代始めに創建時の地より現在地に移り、後伏見家より代々門跡が入ることになりました。

  当日、午前10時、日野西光尊門跡らが参列する本堂に入堂された家元は、本尊前に設えられた点前座に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点。国宝如意輪観音像(半跏思惟像)に手ずから捧げられました。
  献茶に際して、今日庵濃茶席と丹治宗津氏による薄茶席が本殿に、淡交会奈良支部(松久保秀胤支部長)の薄茶席が鳩和殿聖光庵に設けられ参会者に呈茶されました。


  如意輪観音像に一碗
  を捧げられる家元




今日庵席 淡交会奈良支部席 丹治宗津担当席