大宮八幡宮 献茶式
−千 玄室大宗匠奉仕−
〜緑輝く清新の気に包まれ〜




  清々しい春の陽気となった4月28日、東京都杉並区の大宮八幡宮において千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

  同社は1063年、源頼朝の祖父にあたる源 頼義公が、源氏の氏神である石清水八幡宮(京都府八幡市)より分祀して、社を建てたのが縁起と伝えられています。神域が広大であったことから地名にも大宮と名付けられた程であり、また大東京の重心の地にあるとのことで「東京のへそ」と呼ばれています。

  当日、大宗匠は東京第六西支部支部長の越智通雄氏、顧問の黒田和哉氏はじめ支部役員方の出迎えを受けられる中、八幡宮に到着。早速、大宮幼稚園の園児席へ向かわれ、可愛らしい盆略点前で点てられたお茶を鎌田紀彦宮司ら来賓の方々と楽しまれました。
  午前10時、千 玄室大宗匠は多数の参列者が見守る中、本殿において濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神の応神天皇、仲哀天皇、神功皇后に捧げられました。




  当日献茶に際し、清涼殿「蓬莱の間」において東京第六西支部・越智通雄支部長による濃茶席、「羽衣の間」において顧問の黒田和哉氏による薄茶席、境内において東京第六西支部学校茶道連絡協議会と青年部による立礼席、さらに大宮八幡宮幼稚園において園児たちによる呈茶席がそれぞれ設けられ、終日喫客でにぎわいました。


濃茶席(越智通雄支部長担当) 薄茶席(黒田和哉顧問担当)


立礼席(東京第六西支部
学校茶道連絡協議会、青年部担当)
大宮幼稚園園児による呈茶席