鎌倉大仏 献茶式
千 玄室大宗匠奉仕
〜新緑を渡る風も清々しく〜




  風薫る5月8日、神奈川県鎌倉市にある浄土宗高徳院、「鎌倉の大仏」において、鎌倉青年会議所主催による恒例の献茶式が、千 玄室大宗匠奉仕により執り行われました。

  中世、鎌倉幕府隆盛の頃に造営された大仏こと国宝・阿弥陀如来座像は、その後殿舎の倒壊などにより、露出したままになりましたが、古都鎌倉を代表する御仏として参詣者が絶えません。
  鎌倉青年商工会議所主催の本行事は第36回を迎えました。今年は「慈の和」をキャッチフレーズに、気軽にお茶を楽しんでもらおうと、多くの人々に声がかけられました。

  午前10時、多数の来賓、青年会議所メンバー、淡交会鎌倉支部会員、一般参拝者の見守るなか、大宗匠は大仏前の特設の点前座に進まれ、濃茶・薄茶の二碗を謹点、本尊の阿弥陀如来座像に捧げられました。
  献茶に際し、淡交会鎌倉支部席(支部長 蔵並定男氏)、鎌倉青年会議所席並びに同OB席、三席が設けられ終日参列者に呈されました。また今回は、チャリティー席として学校茶道部が野点席を設け、一般の方達に一服が振舞われました。


鎌倉青年会議所席「感謝の環」 鎌倉青年会議所OB席「時代の環」


青年部席「道の環」 点心席「地域の環」


学校茶道部 チャリティー席