高幡不動尊 献茶式
千 玄室大宗匠奉仕
〜「新撰組隊士慰霊法要」〜




  5月11日、前日の雨に洗われた山の緑が眩しいような皐月晴れのもと、東京都日野市の高幡不動尊において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が厳修されました。

  「高幡のお不動さん」として親しまれている真言宗智山派別格本山、高幡山明王院金剛寺は関東三不動の1つに挙げられ、丈六不動三尊は重要文化財になっています。足利時代の高幡不動尊は「汗かき不動」と呼ばれて戦国武将の尊祟をあつめ、江戸時代には関東十一檀林に数えられ、火防の不動尊として広く庶民の信仰をあつめました。
  今回の献茶式は、「新撰組隊士慰霊法要」として、鳴り龍天井があり大日如来が安置されている大日堂において執り行われました。

  当日午前10時、大宗匠は、諸儀の後、濃茶・薄茶二碗を謹点され、ご本尊に献じられました。

  献茶式に際して、淡交会東京第八南支部(小林 敏支部長)参与・仲田宗幸氏による濃茶席、同副支部長・芝村智豊氏による薄茶席、並びに同青年部による立礼席が設けられ、参列者に呈茶がなされました。


濃茶席(仲田宗幸氏担当) 薄茶(芝村智豊氏担当)


立礼席(翠・瑠璃・琥珀青年部担当) 大河ドラマ「新撰組」
土方歳三役・山本耕史氏が参列