上賀茂神社 献茶式
千 玄室大宗匠奉仕
葵祭の余韻さめやらぬ中で




  5月17日、京都市北区に鎮座する上賀茂神社(賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ)において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

  同社の創建は古く、平安遷都以降は、国家鎮護の神として朝廷の崇敬をあつめ、下鴨神社(賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ)とあわせて『賀茂社』と総称され、ご祭神は賀茂別雷大神。両社の祭礼5月15日の葵祭は、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭の一つとしてその名を知られています。本殿、権殿は平安時代の流造(ながれづくり)の様式を伝え、1994年、世界文化遺産に登録されました。




  午前10時、殿舎内に進まれた大宗匠は、濃茶・薄茶の二碗を謹点され、ご祭神に献じられました。
  献茶式に際し、今日庵拝服席が直会殿に、副席として、勅使殿にて淡交会京都東支部(内田昌一支部長)担当の副席(薄茶席)、土屋にて淡交会京都南支部担当の野点席が設けられました。


淡交会京都東支部席 淡交会京都南支部席