筥崎宮 献茶式
千 宗室家元奉仕
〜日本最大八幡宮・筥崎宮で厳かに〜




  5月19日、福岡市東区箱崎町に鎮座する筥崎宮(はこざきぐう)において、千 宗室家元奉仕の献茶式が厳修されました。
  宇佐・石清水八幡宮と並び日本三大八幡宮の一つとして知られる筥崎宮は、天平宝字3年(759)の創建。同宮は遠く天正の昔、豊臣秀吉公の九州平定に同道した利休居士が、この地で茶会を催し、また本殿脇には居士寄進の石燈篭があるなど茶道ともゆかりの深い神社でもあります。
  午前10時、神官の先導にて拝殿に参進された家元は、献炭の後、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神の応神天皇・神功皇后・玉依姫命(たまよりひめのみこと)に献じられました。


献炭の儀 一碗を捧げられる家元


  献茶式に際して社務所において淡交会博多支部(後藤豊彦支部長)常任幹事・佐藤宗枝氏担当の濃茶席、福岡茶道会館において副幹事長・西川宗宥、常任幹事・仲田宗千両氏担当の薄茶席が設けられ、各席とも喫客で賑わいました。


佐藤宗枝氏担当の濃茶席 仲田宗千氏・西川宗宥氏担当の薄茶席