山王日枝神社 献茶式
千 宗室家元奉仕
〜水無月の清新の気に包まれ厳かに〜




  東京都千代田区永田町に鎮座する山王日枝神社において6月18日、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

  同社は、山、水を司り大地を護る大山咋神(おおやまくひのかみ)を主祭神とし、相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)、伊弉冉神(いざなみのかみ)を合祀。太田道灌が江戸の地に築城するにあたり近江(滋賀県大津市)の日吉大社を勧進して創建。徳川家康入府により江戸の鎮守として、将軍家はじめ八百八町の人々の崇拝を集めました。




  午前10時、神官の先導で境内へと進まれた家元は、淡交会理事の大谷宗裕氏はじめ、関東の同門社中約800人が見守るなか、厳かに濃茶・薄茶二碗を献点、ご祭神に捧げられました。続いて玉串をご祭神に献じられました。献茶式終了後、恒例の家門繁栄祈願祭が行われました。

  献茶式に際し、神館高砂の間に淡交会東京第一東支部副支部長・山本嘉雄氏による濃茶席、 山王閣三階広間に東京第三東支部幹事長・斉藤宗照氏による立礼席が奉賛添釜として懸けられました。


濃茶席:山本嘉雄副支部長担当 立礼席:斉藤宗照幹事長担当席