白山比盗_社献茶式
千 宗室家元奉仕
〜清秋の気に包まれ〜




  9月14日、千 宗室家元は石川県鶴来町に鎮座する加賀一宮こと白山比盗_社にて、献茶式を厳修されました。
  「白山さん」として多くの人々に親しまれている白山比盗_社は、その創建は遠く崇神天皇7年(紀元前91年)と伝えられ、全国に3000余社ある白山神社の総本社。養老元年(717年)奥宮の開基といわれる越前の僧・泰澄(たいちょう)が初めて霊峰白山に登拝してからの後は、朝野の信仰ますます篤く、修験道場として隆盛を極めました。同社のご祭神は、白山全体が御神体にあたり、菊理媛神(くくりひめのかみ)、伊弉諾神(いざなぎのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)を祀っています。

  当日午前11時、本殿に入られたお家元は、諸儀の後、多くの同門社中の見守る中、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に献じられました。


献茶式 拝殿全景


  献茶式に際して、淡交会石川南支部(矢田松太郎支部長)の拝服席が第二参集殿に、並びに協賛席が白山講記念会館に設けられ、参列者は心のこもった一碗を楽しみました。


拝服席 協賛席