住吉大社献茶式
─千 宗室家元奉仕─
〜仲秋の清らかな風に包まれ〜




  大阪市住吉区に鎮座する住吉大社において、9月22日、恒例の献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。

  神功皇后摂政11年(211)の創建とされる住吉大社は国家鎮護、航海守護の神として崇敬を集める底筒男命(そこづつのおのみこと)、中筒男命(なかづつのおのみこと)、表筒男命(うわづつのおのみこと)の住吉三神を祭神としています。四柱を祀る殿舎は『住吉造』といわれ、それぞれ神社建築の史上最古の様式を伝え、国宝に指定されています。境内には太鼓橋や400もの石灯籠など由緒あるものが多く存在しています。



ご祭神に一碗を献じられる家元


参進


  当日午前10時、神官の先導で境内を進まれた家元は、大阪の同門社中が見守る中、第一本宮で厳かに濃茶・薄茶二碗を献点、ご祭神に献じられました。
  式に際して本席として、神館にて淡交会大阪北支部(丹羽健二支部長)担当の薄茶席、並びに大阪北支部天神青年部・なにわ津青年部担当の立礼席が設けられました。


本席(大阪北支部担当) 立礼席
(天神青年部・なにわ津青年部担当)