池上本門寺献茶式
─千 玄室大宗匠奉仕─
〜秀秋の佳き日に厳かに〜




  色付き始めた樹々に秋霖が降りそそぐ、11月12日、東京都大田区の池上本門寺において、千 玄室大宗匠の奉仕により恒例の献茶式が厳かに執り行われました。

  「池上本門寺」と呼びならわされている日蓮宗大本山の同寺は本来、「長栄山大国院本門寺」といい、その由来は「法華経の道場として長く栄えるように」という祈りを込めて日蓮聖人が名付けられたものです。
  池上本門寺は「日蓮聖人入滅の霊場」として700年余り法灯を護り伝えるとともに、「布教の殿堂」として、信徒の厚い信仰を集め、広く日蓮聖人を仰ぐ人々の心の聖地として、日々参詣が絶えることがありません。



一碗を本尊に献じられる大宗匠


  当日午前10時より酒井日慈聖人による法要が執り行われ、その後関東地域の同門社中が見守る中、大宗匠は大堂で厳かに濃茶・薄茶二碗を謹点、本尊の日蓮聖人尊像に捧げられました。

  献茶式に添えて淡交会関東第一地区委員長、東京第三西支部副幹事長・北川宗澄氏による濃茶席、東京第三東支部副幹事長・亀山宗圭氏、大田区同門の会を代表して村上宗祺氏並びに池上本門寺あゆみ会の担当による薄茶席が3席設けられました。


濃茶席(北川宗澄氏担当) 薄茶席(亀山宗圭氏担当)


薄茶席(村上宗祺氏担当) 薄茶席(あゆみ会担当)