薬師寺献茶式
― 千 宗室家元 奉仕 ―
〜春まさにたけなわの好季節に




  4月2日、奈良市西ノ京の法相宗大本山薬師寺にて、千 宗室家元による献茶奉仕が行われました。

  薬師寺は南都七大寺の一つ。680年天武天皇の初願により郡岡本木殿に創建、平城京遷都に伴って718年現在の地に移り、大伽藍を形成しました。金堂、講堂などを中心に、東塔と西塔の2つの三重塔を配する構成は独特なもので、薬師寺式伽藍配置と呼ばれています。1998年、古都奈良の文化財として世界遺産に登録されています。






  当日午後1時、諸儀の後、家元は金堂前舞台の特設の点前座に参進、濃茶一碗を謹点され、ご本尊の薬師三尊像に捧げられました。
  献茶式に際して、今日庵席と奈良支部(松久保秀胤支部長)による薄茶席が設けられました。


今日庵席


奈良支部担当席