湯島天満宮献茶式
─ 千 玄室大宗匠 奉仕 ─
〜春爛漫の佳き日に厳かに〜




  うららかな陽光あふれる青空に満開の桜が映える、4月9日、学問の神様として信仰を集める東京の湯島天満宮において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

  湯島天満宮は、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を奉斎した事に始まり、後に郷民が菅原道真公の偉徳を慕い本社に勧請しあわせて奉祀し奉ったことから「湯島天神」、「湯島天満宮」とも称され、将軍綱吉が湯島聖堂を昌平坂に移すことにより、この地を久しく文教の中心としいよいよ湯島天満宮を崇拝しました。献茶式がなされた本殿は後世に残るようにと平成7年、総檜造りで造営されました。


  午前10時、宮司、神官に続き本殿に入殿された大宗匠は、関東地域の大勢の招待者・信徒が参列し見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点され、ご祭神の菅原道真公に捧げられました。




  献茶式に際し、淡交会東京第一東支部(井上辰雄支部長)副支部長・潮田洋一郎氏による濃茶席、同支部参与の斎藤宗香氏による薄茶席並びに東京第一東支部あづま・すみだ青年部による立礼席の3席が懸かり、終日喫客でにぎわいました。
  献茶式の後、大宗匠は境内のあづま・すみだ両青年部の立礼席へ入られ、穏やかな陽気の中、青年部会員と歓談されました。


潮田洋一郎副支部長による濃茶席 斎藤宗香支部参与による薄茶席


あづま・すみだ青年部による立礼席