平安神宮献茶式
─ 千 宗室家元 奉仕 ─
〜桓武天皇1200年大祭奉納献茶式〜




  京都市左京区に鎮座する平安神宮(九條道弘 宮司)において桓武天皇の1200年記念大祭の奉納献茶式が、4月19日、千 宗室家元の奉仕により厳修されました。

  平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に第50代桓武天皇を祭神として創建され、皇紀2600年にあたる昭和15年には、市民の懇意によって第121代孝明天皇のご神霊も合祀され、広く崇敬を集めています。
  今年、桓武天皇の崩御から1200年にあたることから、同神宮では4月13日、秋篠宮文仁親王・同妃両殿下をご臨席のもと、千 玄室大宗匠も出席されて「桓武天皇1200年記念大祭」を営みました。今回の献茶式は大祭関連行事として行われました。

  午前10時、神官の先導により、容子家元夫人と共に内拝殿に入られた家元は諸儀の後、まず献炭。ついで濃茶・薄茶二碗を献点され、神官の手を経て祭神の桓武天皇と孝明天皇の大前に捧げられました。
  献茶式に際して今日庵拝服席が記念館にて、今日庵本席が勅使館、そして淡交会京都支部連合会による副席が「相生の間」に設けられ、参列者は心のこもった一碗を楽しみました。


献茶式


今日庵本席 淡交会京都支部連合会 副席