西宮神社献茶式
─ 千 玄室大宗匠 奉仕 ─
〜新緑の爽やかな好季節に〜




  4月28日、兵庫県西宮市に鎮座する西宮神社において、恒例の献茶式が千 玄室大宗匠の奉仕により執り行われました。
  えべっさんの総本社として知られる西宮市社家町の西宮神社(吉井良昭宮司)は、西宮大神を主神に、天照大御神、須佐之男命、大国主大神を祀っています。平安時代末期より社勢盛大で、室町時代以降は、「えびす・だいこく福の神」といわれるように、えびす様が福の神の代表となり、とりわけ江戸時代以降、商業の発展にともない海上守護、商売繁盛の神として篤い崇敬を集めています。境内の東から南にめぐる大練塀は室町時代以前の築造といわれており、京都三十三間堂の太閤塀、名古屋熱田神宮の信長塀とともに三練塀の一つにかぞえられ、国の重要文化財に指定されています。




ご祭神に一碗を献上される大宗匠


  午前10時、本殿に入殿された大宗匠は諸儀に引き続き、多数の同門社中が見守るなか濃茶・薄茶二碗をご祭神に捧げられました。
  献茶式に際して、阪神支部(樽谷清孝支部長)の薄茶席と神戸第二支部(村田政雄支部長)による立礼席が設けられ参会者に呈茶されました。


薄茶席:阪神支部担当 立礼席:神戸第二支部担当