筥崎宮 献茶式
─ 千 宗室家元 奉仕 ─
〜風薫る佳き日に〜




  5月24日、福岡市東区箱崎に鎮座する筥崎宮(はこざきぐう)において、千 宗室家元奉仕の献茶式が厳修されました。
  宇佐、石清水八幡宮と並び天下三大八幡宮の一つとして知られる筥崎宮は、天平宝字3年(759)の創建と言われています。蒙古襲来に際して、亀山上皇は「敵国降伏」を祈願し、以後海上交通・海外防護の守護神として広く振興されています。また同宮は、豊臣秀吉公の九州平定に同道した利休居士が、この地で茶会を催し、また本殿脇には居士寄進の石燈篭があるなど茶道ともゆかりの深い神社となっています。
  午前10時、神官の先導にて拝殿に参進された家元は、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神の応神天皇・神功皇后・玉依姫命(たまよりひめのみこと)に献じられました。


参進 一碗を捧げられる家元




  献茶式に際して社務所において淡交会博多支部(後藤豊彦支部長)の篠崎宗初氏担当の濃茶席、福岡茶道会館において淡交会福岡支部(松本昇三支部長)担当の薄茶席が設けられ、各席とも喫客で賑わいました。


篠崎宗初氏担当の濃茶席 福岡支部担当の薄茶席


裏千家福岡茶道会館