日吉大社 献茶式
─ 千 宗室家元 奉仕 ─
〜緑したたる山王社の総本宮で〜




  5月29日、滋賀県大津市坂本の日吉大社において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

  比叡山麓に鎮座する同社は、古くは「日枝」(ひえ)とも呼ばれ、日本全国に4000あるといわれる山王社の総本宮。東本宮の大山咋神(おおやまくいのかみ)、西本宮の大己貴神(おおなむちのかみ)を主神として祀っています。1571年社殿は織田信長によって焼かれ、現存のものは桃山時代に再建されたものであります。神社建築の一様式、日吉造(ひえづくり)の本殿は国宝に、拝殿と楼門は重要文化財に指定されています。

  午前10時、西本宮拝殿の点前座に進まれた家元は、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に献じられました。






  献茶に際して、淡交会滋賀支部(田附良知支部長)による協賛席が、慈光院と日吉会館に設けられました。


慈光院 日吉会館