一宮真清田神社 献茶式
千 宗室家元奉仕




  愛知県一宮市の真清田(ますみだ)神社において、3月14日、千 宗室家元による献茶式が厳修されました。

  真清田神社の鎮座は社伝によれば神武天皇33年(紀元前628年)。同社がある一宮市の中心部一帯は、かつて木曽川の灌漑用水による水田地帯として、清く澄んだ水により水田を形成していたところから、「真清田」と呼ばれていました。平安時代には国幣の名神大社と認められ、尾張国の一宮として国司を始め人々の崇敬を集めました。一宮市の市名の由来は、この一の宮に由来しています。




  当日午前10時半、神官の先導により、家元は本殿に入殿。諸儀に続き点前座に進まれ、濃茶・薄茶二碗を献点、ご祭神の天火明命(あめのほあかりのみこと)に捧げられました。
  献茶式に際して、近藤宗敬氏(淡交会愛知第一支部幹事長)担当の協賛席はじめ3席の茶席が設けられ、参列者に呈茶されました。