西宮神社献茶式
─ 千 玄室大宗匠 奉仕 ─




  4月25日、兵庫県西宮市の西宮神社において、千 玄室大宗匠の奉仕による恒例の献茶式が執り行われました。

  同社は、福の神「えびす様」の総本社として、蛭子大神を主神に、天照大神、須佐之男大神、大国主大神を祀り、西宮市の中央に鎮座していることから、その地名の由来ともなっています。平安時代末期より社勢盛大で、室町時代以降は、「えびす・だいこく福の神」といわれるように、えびす様が福の神の代表となり、とりわけ江戸時代以降、商業の発展にともない海上守護、商売繁盛の神として篤い崇敬を集めています。毎年1月の「十日えびす」は、百万人を超す参拝者で賑わいます。




ご祭神に一碗を献上される大宗匠


  午前10時、入殿された大宗匠は諸儀に引き続き、多数の同門社中が見守るなか濃茶・薄茶二碗をご祭神に捧げられました。
  献茶式に際して、阪神支部(樽谷清孝支部長)の薄茶席と神戸第一支部(若林邦昌支部長)による立礼席が設けられ参会者に呈茶されました。


薄茶席:阪神支部担当 立礼席:神戸第一支部担当