下鴨神社 献茶式
千 宗室家元奉仕




  5月8日、京都市左京区の下鴨神社において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

  玉依姫(たまよりひめ)、賀茂建角身(かもたけつのみ)を祭神とする同社は正式には賀茂御祖神社(かもみもやじんじゃ)といい、賀茂神社(賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ)とあわせて『賀茂社』と総称される旧官幣大社。両社の祭礼、5月15日の葵祭は祇園祭、時代祭とともに京都三大祭の一つとしてその名を知られています。東西両本殿は、平安時代の様式を伝える国宝、1994年に世界文化遺産に登録されています。

  午前10時、殿舎内に容子家元夫人とともに進まれた家元は、点前座に着座され、濃茶・薄茶の二碗を謹点、祭神に献じられました。




献茶式


  献茶式に際しては、今日庵拝服席が、供御所に、淡交会京都東支部(内田昌一支部長)担当の副席が近隣の料亭・下鴨茶寮に、また、同京都南支部(武田隆男支部長)担当の茶席が参集殿に設けられました。


京都東支部席 京都南支部席