大宮八幡宮 献茶式
─ 千 玄室大宗匠 奉仕 ─




  5月8日、東京都杉並区の大宮八幡宮において、千 玄室大宗匠奉仕による春の大祭恒例の献茶式が執り行われました。

  同社の祭神は、その偉功から八幡神として祀られる応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の三柱。同社は1063年、源頼朝の祖父にあたる源 頼義公が、源氏の氏神である石清水八幡宮(京都府八幡市)より分霊を勧請したことに始まります。

  関東第一地区地区委員、茶会担当の東京第七西支部の幹事方が出迎えの中到着された大宗匠は、東京第六東支部副支部長の鎌田紀彦宮司の挨拶を受けられた後、丸山宗保東京第七西支部副支部長が席主の濃茶席、三宅宗穂参与が席主の薄茶席へ。幼稚園園児たちの茶席では、大宗匠は、可愛らしい出迎えの中で掘りたての筍を飾った入り口を通られ、茶席にとしつらえた教室に入られました。
園庭には端午の節句の名残の鯉幟は元気に泳ぎ、教室の中には武者絵の幡を使うなど子供らしく楽しい趣向の席を楽しまれました。



参進


  当日午前10時、献茶式の開式。関東周辺の多数の社中が見守る中、大宗匠は本殿にて濃茶・薄茶二碗を献点、ご祭神に捧げられました。
  献茶式後、大宗匠は境内の青年部席に寄られ、青年部らしい斬新な棚の趣向や、虹をイメージした干菓子で一服楽しまれました。


濃茶席 席主:丸山宗保副支部長 薄茶席 席主:三宅宗穂参与


立礼席:東京第七西支部青年部・学校茶道