筥崎宮献茶式
千 宗室家元奉仕




  5月24日、福岡市東区の筥崎宮(はこざきぐう)において、千 宗室家元奉仕による献茶式が厳修されました。

  宇佐・石清水八幡宮と並び日本三大八幡宮の一つである筥崎宮は、10世紀、八幡大神の神託によりこの地に鎮座したと言われています。元寇の折にはこの八幡大神が神風を起こし、困難に打ち勝ったと伝えられることから、「厄除け開運の神」としても有名で、今日でも数多くの参拝者が訪れています。豊臣秀吉公の九州平定に同道した利休居士が、茶会を催したご縁により本殿脇には居士寄進の石燈篭が据えられています。



参進



祭神に一碗を献上される家元


  午前10時、神官の先導にて参進された家元は、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神の応神天皇・神功皇后・玉依姫命(たまよりひめのみこと)に献じられました。

  献茶式に際して筥崎宮・清明殿において淡交会博多支部参与の舩津宗康氏担当の濃茶席、福岡茶道会館において博多支部(後藤豊彦支部長)担当の薄茶席が設けられ、各席とも喫客で賑わいました。




濃茶席:舩津宗康参与担当 薄茶席:熊井宗理参与担当