山王日枝神社献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―




  6月14日、東京都千代田区永田町に鎮座する山王日枝神社において、山王御祓にともなう献茶式が千 宗室家元奉仕により執り行われました。

  徳川家康入府により江戸の鎮守として代々の将軍より崇敬されてきた同神社は、明治元年に日枝神社の称号を用いることになりましたが、一般には「山王さん」の名で親しまれています。
大山咋神(おおやまくひのかみ)を祭神とし、相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、足仲彦尊( たらしなかつひこのみこと)、伊弉冉神(いざなみのかみ)を合祀しています。






  午前10時、神官の先導で境内に据えられた茅の輪を潜られ本殿へと進まれた家元は、厳かに献炭に続いて、濃茶・薄茶二碗を献点、御祭神に捧げられました。
  献茶式に際し、神館高砂の間に淡交会東京第四東支部参与・井上宗咲氏による濃茶席、山王閣に東京第四東支部副支部長・朝倉徳道氏による立礼席が奉賛添釜として懸けられました。


濃茶席 井上宗咲氏担当 立礼席 朝倉徳道氏担当