古峯神社献茶式
― 千 玄室大宗匠奉仕 ―
爽秋の空のもと

  10月15日、栃木県鹿沼市に鎮座する古峯神社にて、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。



  大芦川の源流が近くを流れる古峯ヶ原(こぶがはら 標高700メートル)に抱かれた神社で、日光山開山の祖といわれる勝道上人が修行されたことから「日光発祥の地」とも呼ばれています。ご祭神に日本武尊(やまとたけるのみこと)をお祀りし、開運・火防・海上安全・交通安全等の御神徳があり、信仰を集めています。また、ご祭神の使者である天狗は崇敬者にふりかかる厄災を除いてくれるといわれ、別名「天狗の社」ともいわれています。

  午前9時、神殿にて東日本各地よりに同門社中の見守る中、大宗匠は濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に献じられました。



  献茶に際し、庭園「古峯園」内にある峯松庵にて今日庵による濃茶席、翠滴にて石原敬士宮司(栃木県支部副支部長)による薄茶席、静峯亭にて櫻井宗幸氏(淡交会理事)による立礼席が設けられ、参列者は秋晴れの景色もご馳走に一碗を味わいました。

   今日庵席    薄茶席(石原敬士宮司担当)


立礼席(櫻井宗幸氏担当)