多賀大社献茶式
― 千 玄室大宗匠奉仕 ―


  10月25日、滋賀県犬上郡多賀町に鎮座する多賀大社において、千 玄室大宗匠奉仕により献茶式が執り行われました。

  同社のご祭神である伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)は、天の神より「この漂へる国を修理り固め成せ」(このただよえるくにをつくりかためなせ)との詔によりこの地に鎮座し、国土をはじめ八百万(やおろず)の神々を創造。また、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の親神でもあります。
  延命長寿の神様として、広く篤い信仰をあつめ、「お多賀さん」の愛称で親しまれています。




  午前10時、拝殿へ参進された大宗匠は、滋賀支部はじめ近畿地区内の同門社中が見守る中、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、滋賀支部担当(田附良知支部長)の本席(参集殿菊の間)と副席(参集殿莚寿の間)が設けられ、参列者は心のこもった一碗を味わいました。


本席(参集殿菊の間)