伊勢神宮献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―


  5月10日、三重県伊勢市にある「神宮」において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  「お伊勢さん」と親しく呼ばれる同宮は、五十鈴川のほとりに鎮座する天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)と、山田の原に鎮座する豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)を中心に、14箇所の別宮と109箇所におよぶ摂社、末社、所管社からなり、正式名称を「神宮」といいます。建物を新造して御神体を遷す「神宮式年遷宮」は20年に1度行われる大祭で、1300年にわたって続けられており、平成25年の第62回に向けて平成17年より諸祭が進行中です。

  午前10時、家元は家元夫人とともに内宮神楽殿に進まれ、献炭の後濃茶・薄茶の二碗を謹点しご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、神宮饗膳所にて今日庵担当の拝服席、神宮茶室にて今日庵担当の本席、参集殿にて愛知第一支部(豊島半七支部長)担当、五十鈴塾左王舎にて三重南支部(濱田益嗣支部長)担当の副席二席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。





本席(今日庵担当)




副席(愛知第一支部担当)




副席(三重南支部担当)