静岡浅間神社献茶式
─千 宗室家元奉仕─




  静岡市宮ヶ崎町の静岡浅間(せんげん)神社において、6月11日、千 宗室家元奉仕により執り行われました。

  神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御租(おおとしみおや)神社の三社を総称して静岡浅間神社といい、駿河国総社として、「おせんげんさま」と親しまれています。
  主祭神は此花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、夫神の瓊々杵命(ににぎのみこと)とその母神である栲幡千々姫命(たぐはたちじひめのみこと)を合祀。江戸時代には、徳川幕府の尊崇を受けて大造営が行われ、現在45,000uの境内に建ち並ぶ漆塗り極彩色の社殿群は、「東海の日光」とも称されるほど。特に、大拝殿は代表的な浅間造りで、神部・浅間両神社の拝殿で、殿内は132畳敷きの広さがあります。

  同日、午前11時、境内を参進された家元は、拝殿にて濃茶・薄茶二碗を謹点され、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、淡交会静岡支部が添釜し、参与による濃茶席(於:会館ブルースター)、支部役員による薄茶席(於:大拝殿北回廊)、青年部による立礼席(於:会館サンフラワー)の3席で、参列者に一碗が呈されました。



  濃茶席

  薄茶席

立礼席