北海道神宮献茶式
─ 千 宗室家元 奉仕 ─




  6月19日、札幌市中央区にある円山公園内の北海道神宮にて、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、明治天皇の詔により東京で「北海道鎮座神祭」を斎行し、明治4年に現在地に社殿が建てられて大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、小彦名神(すくなひこなのかみ)の開拓三神を祀り「札幌神社」としたのが始まりで、昭和39年に明治天皇を増祀し、名を「北海道神宮」と改められました。

  献茶式には、淡交会北海道地区長の坂本眞一氏(参事)はじめ地区役員方、札幌今日会会員、淡交会支部会員ら多数の同門社中が参列。
  午前10時、拝殿において「献茶の儀」。家元が濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶に際して、直心亭に拝服席(札幌第二支部名誉師範の秋谷宗愛氏担当)、参集殿に薄茶席(札幌第一支部担当)が設けられ、参列者が和やかに一碗を喫していました。


拝服席(秋谷宗愛氏担当)


薄茶席(札幌第一支部担当)





家元、札幌今日会で講話


  北海道神宮献茶式の前日18日、午後4時30分よりJRタワーホテル日航札幌において、札幌今日会の総会が開催され、家元が講話されました。 坂本眞一会長の挨拶に続いて、家元が登壇。家元は、人と人とのつながりや季節の捉え方について、その日出会う一日を素直に受け止める感性を養うことで心も人間関係も豊かになるのでは、と話されました。



今日会の呈茶席で