天野山金剛寺献茶式
― 千 玄室大宗匠奉仕 ―


  10月25日、大阪府河内長野市にある金剛寺において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。今年は中興開山阿観上人八百年遠忌にあたります。
  奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開いたとされる、真言宗御室派の大本山で、後に弘法大師(空海)が真言密教を広めるための霊地としてこの地を選んだと伝えられています。明治初めまで高野山は女人禁制なのに対し、同寺には女性も参詣できたため「女人高野」とも呼ばれて栄えてきました。




  午前11時、本坊に参進された大宗匠は、濃茶・薄茶二碗を謹点し、本尊である大日如来に捧げられました。




  献茶式に際して、奥殿に曽和宗陽氏(京都南支部副幹事長)担当の本席、客殿に堺支部担当(田中正之支部長)の副席が設けられました。



本席





副席