川崎大師献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  4月13日、「川崎大師」の名で知られる金剛山金乗院平間寺(神奈川県川崎市)において、恒例の献茶式が千 宗室家元奉仕により執り行われました。この献茶式は、毎年4月に川崎大師平間寺・淡交会川崎支部・(社)川崎青年会議所の共催により行われています。
  平間寺は、大治3年(1128)、平間兼乗が海から引き揚げた弘法大師空海の木像を本尊として、高野山の尊賢上人とともに建立し、高尾山薬王院有喜寺、成田山新勝寺と並んで、真言宗智山派関東三本山の一つとして知られています。また、もろもろの災厄をことごとく消除する厄除大師として有名で、「厄除弘法大師」とも呼ばれます。
  午前10時、家元は大本堂に入られ、濃茶・薄茶2碗を謹点、本尊の弘法大師尊像へ捧げられました。




  献茶に際して、川崎支部(斎藤文夫支部長)他による茶席が5席設けられ、参列者に心のこもった一碗が呈されました。


拝服席(平間寺茶道教室) 濃茶席(川崎支部)


薄茶席(川崎青年会議所) 立礼席(橘樹青年部)



呈茶席(学校茶道連絡協議会)