玉島円通寺献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―


  円通寺は、約1200年前、行基菩薩(668〜749)が現在の倉敷市玉島の地に開創された霊場がはじまりとされ、その後、元禄11年(1698年)徳翁良高禅師によって曹同宗寺院として開山されました。若き日の良寛和尚が修行を積んだ禅寺としても知られ、全国の崇敬者の信仰をあつめています。
  商業港の町として栄えた玉島には、古くからお茶の文化が根付いており、昭和24年から毎年春に円通寺で「良寛茶会」が開催されています。

  新緑が目に鮮やかな4月27日、記念すべき第60回良寛茶会が開催され、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。
  午前11時、大宗匠は本堂に進まれ濃茶・薄茶二碗を謹点、仁保哲明住職の手で行基菩薩作とされるご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、円通寺公園内の良寛荘に倉敷支部参与・中西宗艶氏担当、白雲閣に東中国地区知新会担当の副席がそれぞれ設けられ、各席は約2,500名の喫客で終日賑わいました。


副席(於 良寛荘):中西宗艶氏(倉敷支部参与)担当


副席(於 白雲閣):東中国地区知新会担当