伊勢神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  5月10日、三重県伊勢市の神宮において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれる同宮の正式名称は「神宮」で、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)の両正宮をはじめ125宮社からなります。皇大神宮には皇祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神宮には五穀の神である豊受大御神(とようけおおみかみ)が祀られています。
  また、20年に一度社殿を造り替える大祭「神宮式年遷宮」は1300年の歴史を持ち、現在は第62回神宮式年遷宮(平成25年)に向けて、諸祭・行事などが進められています。


献炭の儀


  午前10時、家元は家元夫人とともに内宮神楽殿に進まれ、献炭の儀に続いて濃茶・薄茶の二碗を謹点され、祭神の天照大御神に献じられました。
  献茶式に際して、神宮饗膳所において拝服席(今日庵担当)、神宮茶室において本席(今日庵担当)、参集殿において三重北支部(廣田武支部長)担当、五十鈴塾左王舎において三重南支部担当の副席二席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(今日庵担当)


副席(三重北支部担当) 副席(三重南支部担当)