水無瀬神宮献茶式

―千 宗室家元奉仕―

4月5日、大阪府三島郡島本町の水無瀬神宮において、千 宗室家元奉仕の献茶式が執り行われました。  　同宮は、後鳥羽上皇に仕えていた水無瀬信成、親成父子が水無瀬離宮の跡地に御影堂を建立し、上皇を祀ったことに始まります。重要文化財に指定されている茶室「燈心亭」は後水尾天皇から下賜されたと伝えられ、その繊細な意匠は江戸初期の公家好みの代表的な茶室とされています。  　午前10時、家元は夫人とともに本殿に入られ、全国名水百選に選ばれている「離宮の水」をもって濃茶3碗を謹点、ご祭神である後鳥羽上皇、土御門上皇、順徳天皇に捧げられました。

献茶式に際して、客殿に大阪北支部（丹羽健二支部長）担当の本席、神苑には大阪北支部青年部連絡会担当の副席が設えられ、参列者に心のこもった一碗が呈されました。

本席（大阪北支部担当）	副席（大阪北支部青年部連絡会担当）