鎌倉大仏献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―


  5月23日、神奈川県鎌倉市の高徳院において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が行われました。

  「鎌倉の大仏」として有名な高徳院の本尊である阿弥陀如来坐像は、当初の木造の大仏が台風により倒壊したため、建長4年(1252年)に青銅で鋳造されたものと伝えられています。台座を含めた大仏の大きさは高さ13.35m、重さ約121tあり、もともとは大仏殿に安置されていましたが、室町時代の津波により建物が倒壊し、露座のままになっています。

  午前10時、大宗匠は回廊の点前座へ進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、鎌倉青年会議所担当の本席、鎌倉支部青年部連絡会担当の薄茶席、鎌倉女子大学茶道部担当、市内県立高校茶道部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(鎌倉青年会議所担当) 薄茶席(鎌倉支部青年部連絡会担当)


立礼席(鎌倉女子大学茶道部担当) 立礼席(市内県立高校茶道部担当)