日光東照宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  11月7日、日光東照宮(栃木県日光市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、元和3年(1617年)に徳川初代将軍 家康公を祀り創建されたと伝えられています。現在の社殿のほとんどは、鎮座から20年後の寛永13年(1636年)に三代将軍家光公によって建て替えられたもので、平成11年12月には世界文化遺産に登録されました。建物には漆や極彩色がほどこされ、柱などには数多くの彫刻が飾られています。
  午前10時、客殿に入られた家元は濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、知足の間に栃木県支部幹事担当の濃茶席、平成の間に同支部青年部連絡会担当の薄茶席、客殿大広間に同支部学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(栃木県支部幹事担当)


薄茶席(同支部青年部連絡会担当) 立礼席(同支部学校茶道連絡協議会担当)