法華寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  5月7日、法華寺(奈良県奈良市)において光明皇后1250年大遠忌にともなう献茶式が、千 宗室家元の奉仕により執り行われました。
  同寺は聖武天皇の皇后である藤原光明子が開基したことから光明皇后ゆかりの門跡尼寺として知られ、東大寺が全国の総国分寺であったのに対し、法華寺は総国分尼寺と位置づけられました。ご本尊の十一面観世音菩薩は光明皇后の姿をモデルに刻んだとされ、国宝に指定されています。
  午前10時、家元は家元夫人、千 万紀子さんとともに本堂前舞台へ入られ、濃茶・薄茶二碗を謹点されました。




  献茶式に際して、慶久庵に森田宗圓氏(奈良支部参与・監事)担当、東書院に奈良支部(松久保秀胤支部長)担当の薄茶席が夫々設けられ、参列者に心のこもった一碗が呈されました。


薄茶席(森田宗圓氏担当) 薄茶席(奈良支部担当)