貴船神社献茶式

−千 玄室大宗匠奉仕−

7月7日、貴船神社（京都市左京区）において「貴船の水まつり」にともなう献茶式が執り行われ、 千 玄室大宗匠が奉仕されました。  　同社は京都賀茂川の水源にあたり、全国各地に鎮座する貴船神社の総本宮です。本宮には高龗(たかおかみ)神(のかみ)、奥宮には闇龗(くらおかみ)神(のかみ)が祀られ、水の神様としての信仰はもとより、心願成就、縁結びなどの神様としても人々の篤い信仰を集めています。  　「貴船の水まつり」は雨乞神事に由来し、毎年七夕の日に、水の恵みに感謝し、一年間の十分な降雨を祈る祭典です。水にゆかりの深いお茶を点てる献茶式が行われるほか、藤森神社鳴鳳雅楽会による舞楽、生間流家元による式包丁が奉納されます。  　午前10時、大宗匠は伊住公一朗氏とともに拝殿に入られ、境内の御神水で濃茶･薄茶二碗を謹点され、ご祭神に捧げられました。

献茶式に際して、貴船川たもとにある「ひろや」に京都西支部（黒田正名支部長）担当の本席が、「ふじや」に京都北支部（西村彦兵衛支部長）担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

本席（京都西支部担当）	副席（京都北支部担当）