引接寺献茶式
−千 玄室大宗匠奉仕−




  10月24日、引接寺(いんじょうじ)(福井県越前市)において千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。
  同寺は、長享2年(1488)天台真盛宗の開祖真盛上人により創建された同宗の別格本山です。第二代住職真慶上人が当時の越前守護職朝倉貞景の弟であった縁により、朝倉氏の帰依を受けて同寺は隆盛しました。境内には朝倉氏が戦乱の犠牲者を弔うために造像した石仏が数多く現存し、特に高さ約2.8メートルの石仏2体は市の指定文化財に登録されています。
  午前10時、大宗匠は本堂に入られ、濃茶・薄茶二碗を謹点されご本尊の阿弥陀如来に捧げられました。




  献茶式に際して、書院に福井支部(品川一郎支部長)担当の濃茶席、庫裏に同支部・同青年部連絡会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(福井支部担当) 薄茶席(同支部・同支部青年部連絡会)