醍醐寺献茶式
−千 宗室家元奉仕−




  10月27日、醍醐寺(京都市伏見区)において千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  真言宗醍醐寺派の総本山である同寺は、聖宝理源(しょうぼうりげん)大師が貞観16年(874)に、准胝(じゅんてい)、如意輪(にょいりん)の両観音像を安置したことが始まりとされています。延喜7年(907)には醍醐天皇の御願(ごがん)により薬師堂、五大堂、釈迦堂、五重塔が建立されました。また、同寺は豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行った地としても知られ、平成6年には世界文化遺産に登録されています。
  午前10時、家元は家元夫人、千 万紀子さん、伊住公一朗氏とともに金堂に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点されご本尊の薬師如来に捧げられました。




  献茶式に際して、奥書院に京都東支部(内田昌一支部長)担当の本席、白書院に京都西支部(黒田正名支部長)担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(京都東支部担当) 副席(京都西支部担当)