吉田神社献茶式
−千 宗室家元奉仕−




  11月4日、吉田神社(京都市左京区)において千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、貞観元年(859)に藤原山蔭が奈良の春日大社から建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)伊波比主命(いはいぬしのみこと)天之子八根命(あめのこやねのみこと)比売神(ひめがみ)の四神を勧請し、平安京の鎮守神として吉田山に創建されたのが始まりとされます。室町時代末期の文明年間(1469-1487)には吉田兼倶が吉田神道を創始し、その拠点として境内に斎場所大元宮を造営しました。室町時代からの伝統を誇る節分祭では、毎年、数十万人の参拝者で賑わいます。
  午前10時、家元は家元夫人、千 万紀子さん、伊住公一朗氏とともに舞殿に進まれ、濃茶・薄茶二碗を謹点されご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、儀式殿に今日庵担当の拝服席、客殿に京都北支部(西村彦兵衛支部長)担当の薄茶席、参集殿に京都南支部(平井義久支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


薄茶席(京都北支部担当) 立礼席(京都南支部担当)