池上本門寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  11月17日(木)、池上本門寺(東京都大田区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同寺は、弘安5年(1282)、日蓮聖人が武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主・池上宗仲の館で入滅され、その土地の一部を宗仲が寄進してお寺の礎を築いたのが始まりとされます。10月13日に亡くなられた日蓮聖人の遺徳を偲び、毎年10月11日から13日までの3日間は「お会式法要」が盛大に行われ、多くの参詣者で賑わいます。
  午前10時、家元は千 万紀子さん、伊住公一朗氏、禮次朗氏とともに大堂に進まれ濃茶・薄茶二碗を謹点。日蓮聖人ご尊像に捧げられました。




  献茶式に際して、大堂下に中西宗巳氏(東京第五東支部)担当の濃茶席、松濤次の間に山下宗靜氏(大田区同門の会)担当の薄茶席、松濤の間に池上本門寺あゆみ会担当の薄茶席、長栄の間に東京第五東支部学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(中西宗巳氏担当) 薄茶席(山下宗靜氏担当)


薄茶席(池上本門寺あゆみ会担当) 立礼席(東京第五東支部学校茶道連絡協議会担当)