川崎大師献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  4月8日(日)、「川崎大師」の名で知られる平間寺(へいけんじ)(神奈川県川崎市)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  真言宗智山派の大本山である同寺は、成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに関東三本山として知られています。大治3年(1128)に平間兼乗が、海中より弘法大師空海の木像を引き揚げて、高野山の尊賢上人とともに一寺を建立し、兼乗の姓である平間をもって「平間寺」と号したのが始まりとされます。
  午前10時、大宗匠は大本堂に入られ、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご本尊の厄除弘法大師尊像に捧げられました。




  献茶式に際して、川崎支部(斎藤文夫支部長)担当の薄茶席のほか、茶席が3席設けられました。


拝服席(川崎青年会議所担当) 薄茶席(川崎支部担当)


薄茶席(平間寺茶道教室担当) 呈茶席(川崎支部学校茶道連絡協議会)


  また、今回の献茶式が第50回となることから、前日の7日(土)には記念式典並びに記念事業(共催:川崎大師平間寺、淡交会川崎支部、(社)川崎青年会議所)が同寺において盛大に開催されました。
  大宗匠の挨拶に続いて、川崎大師平間寺の僧侶による「声明」、東京交響楽団による「平和の祈りコンサート〜一碗からピースフルネスを〜」が催されました。また、会場には川崎支部青年部担当の呈茶席が設けられ、東京交響楽団の演奏の中、参加者に一碗が呈されました。


大宗匠挨拶 声明


呈茶席(川崎支部青年部担当)