瑞鳳寺献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  4月21日(土)、瑞鳳寺(仙台市青葉区)において、千 玄室大宗匠奉仕の献茶式が執り行われました。
  同寺は、寛永14年(1637)、仙台藩二代目藩主伊達忠宗により、青葉城東方の経ケ峰中腹に藩祖政宗公の廟所である「瑞鳳殿」の香華所(仏前に花と香を供える寺院)として創建。仙台藩からは「一門格」の寺格を与えられ、2代忠宗、3代綱宗などの廟所も置かれました。明治維新後の廃藩置県で藩の庇護を離れ荒廃しましたが、大正年間に再興され、平泉(もう)越寺(つうじ)より釈迦三尊を(うつ)して本尊としました。現在は臨済宗妙心寺派に所属しています。
  午前9時、大宗匠は本堂に進まれ、東日本大震災追悼供養法要が営まれるなか、濃茶・薄茶二碗を謹点され、東日本大震災物故者ならびに宮城支部物故者各位の御霊に献じられました。




  献茶式にあわせて、瑞鳳寺山内に宮城支部70周年記念茶会の濃茶席が設けられ、住職の鎌田文惠支部長が担当、長谷川吉茂今日庵老分・東北地区長はじめ参列者に心のこもった一碗が呈されました。


濃茶席(鎌田文惠氏担当)


  なお前日には、宮城支部設立70周年記念行事が仙台市の勝山館で開催されました。