高幡不動尊金剛寺献茶式
〜大師堂・聖天堂落慶法要〜
―千 宗室家元奉仕―




  5月30日(水)、高幡不動尊金剛寺(東京都日野市)において、大師堂・聖天堂落慶法要に伴う献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。
  同寺は京都智積院を総本山とする関東屈指の古刹で、平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願により山中に不動堂を建立し、不動明王を安置したことが始まりとされます。また、新選組副長として活躍した土方歳三の菩提寺である縁から、境内には土方歳三の銅像や新選組両雄の碑があります。
  この度の献茶式は、大師堂・聖天堂落慶法要の関連行事として昨年予定されていましたが、東日本大震災により延期となっていたものです。
  午前10時、家元は、千 万紀子様、伊住公一朗様とともに大日堂に進まれ、濃茶一碗・薄茶二碗を謹点、大日如来像及び諸佛に捧げられました。




  献茶式に際して、知足庵内の寂斉に本庄宗寿氏(東京第八東支部顧問)担当の濃茶席、客殿三階に吉野博明氏(同支部支部長)担当の薄茶席、客殿二階に高幡不動尊茶道部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(本庄宗寿氏担当) 薄茶席(吉野博明氏担当)


立礼席(高幡不動尊茶道部担当)