出羽三山神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  6月3日(日)、出羽神社(山形県鶴岡市)において、千 宗室家元の奉仕により献茶式が執り行われました。
  出羽三山は、山形県庄内地方にひろがる月山・羽黒山・湯殿山の三山で、それぞれの山頂に神社があり、総称して出羽三山神社と呼ばれます。羽黒山にある出羽神社には月山神社、湯殿山神社を含めた三社の神を併せて祀る三神合祭殿があり、日本随一の大社殿として知られています。推古天皇元年(593年)、崇峻(すしゅん)天皇の御子である蜂子皇子(はちこのおうじ)が、蘇我氏との政争に巻き込まれ、難を逃れるため出羽国に北上してきた際に開山したと伝えられています。
  午前9時、家元は、千 万紀子様とともに三神合祭殿に入られ、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、庄内支部(酒井忠久支部長)により参集殿二階西側に濃茶席、東側に薄茶席、一階に香煎席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席 薄茶席


香煎席