永平寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  6月10日(日)、永平寺(福井県吉田郡)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同寺は、道元禅師が領主波多野(はたの)義重(よししげ)の願いを受けて、寛元2年(1244)に現在地に大仏寺(だいぶつじ)を建立し、2年後に寺号を永平寺と改めたのが始まりです。曹洞宗第一の修行道場であり、總持寺(横浜市)とともに大本山として現在に至っています。
  午前10時30分、家元は伊住公一朗様、伊住禮次朗様、大谷宗裕様とともに法堂に入られ、点前座に着座、薄茶二碗を謹点、永平寺一世、高祖道元禅師、二世()(じょう)禅師に捧げられました。
  献茶式に際して、光明蔵に福井支部(品川一郎支部長)担当の濃茶席、大講堂に同支部担当の薄茶席が設けられ、荒井公夫北陸地区長はじめ参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(福井支部担当) 薄茶席(同支部担当)