熊野本宮大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  7月14日(土)、熊野本宮大社(和歌山県田辺市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、素戔鳴(すさのおの)(みこと)をはじめとして、伊邪那岐大神、伊邪那美大神、天照大神の四柱の神々を祀り、全国に3000社以上ある熊野神社の総本社です。その創建は古く、第十代祟神天皇の時代と伝えられます。熊野速玉大社・熊野那智大社と合せて熊野三山と呼ばれ、「蟻の熊野詣(くまのもうで)」と言われた熊野信仰の中心として栄えました。本年は明治22年に社地を現在の場所へ遷座して120年という年にあたり、その記念事業の一環として行われました。
  午前10時、家元は、千 万紀子様、伊住公一朗様とともに本殿瑞垣内に進まれ、点前座に着座、濃茶四碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、神門前に南紀支部(小野俊二支部長)担当の拝服席が設けられ参列者に一碗が呈されました。


拝服席(南紀支部担当)