嚴島神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  11月13日(火)、世界文化遺産 嚴島神社(広島県廿日市市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、推古天皇即位元年(593)に創建されたとされ、平清盛により現在のような廻廊で結ばれた壮麗な寝殿造りの社殿の姿となりました。ご祭神は(いち)杵島(きしま)(ひめ)(のみこと)()(ごり)(ひめ)(のみこと)湍津(たぎつ)(ひめ)(のみこと)の三柱の女神で、海上交通安全の神、伎芸の神として信仰をあつめています。
  午前9時30分、家元は能舞台に進まれ、点前座に着座。千 万紀子様、伊住公一朗様はじめ多数の参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、本社祓殿に広島第二支部(橋本宗利支部長)参与担当の拝服席、岩惣遊仙閣に石ア信三氏(広島第二支部副支部長)担当の濃茶席、神社朝座屋に宇野宗佳氏(広島第一支部監事)担当の薄茶席、客神社祓殿に行田宗敏氏(広島第二支部常任幹事)担当の立礼席が設けられ、今日庵老分の原田 収氏、淡交会理事の大谷宗裕氏などの参列者に一碗が呈されました。


副席 濃茶席(石ア信三氏担当) 副席 薄茶席(宇野宗佳氏担当)


副席 立礼席(行田宗敏氏担当)