大徳寺開山忌献茶式

―千 宗室家元奉仕―

11月22日(木)、大徳寺(京都市北区）において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。  　臨済宗大徳寺派の総本山である同寺は山号を龍寶山といい、大燈国師宗峰妙超禅師が赤松則村の帰依をうけ、鎌倉時代末期の正和4年(1315)小庵を設けたのが始まりとされます。花園上皇や後醍醐天皇などの天皇家、豊臣秀吉や石田三成などの武将を外護者として、多くの名僧を排出しています。また、同寺には茶道史に大きな足跡を遺した茶人・大名が建立した茶席が数多くあります。  　午前10時、家元は、千 万紀子様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様とともに法堂に進まれ、点前座に着座。献炭に続いて濃茶・薄茶二碗を謹点、取次ぎの手を経て須弥檀上に捧げられました。

献炭	献茶

献茶式に際して、聚光院書院広間に今日庵席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。