射楯兵主神社献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  4月2日(火)、射楯兵主(いたてひょうず)神社(兵庫県姫路市)において、「三ツ山大祭(みつやまたいさい)」に伴う献茶式が千 玄室大宗匠の奉仕により執り行われました。
  同社は、欽明天皇25年(564)、水尾山(現在の男山)に兵主大神(大己貴命(おおなむちのみこと))を祀ったのが始まりとされ、その後、射楯大神(五十猛命(いたけるのみこと))を合祀しました。
  天慶2年(939)の「天神地祗祭(てんしんちぎさい)」が起源と言われる「三ツ山大祭」が、式年となったのは天文2年(1533)播磨国守護職 赤松晴政の時からで、20年に1度行われるようになってからは今日まで一度も途絶えることなく継承されています。兵主大神と射楯大神が全国の神々を3基の「置山」に集めて歓待し、共に国の平安と発展を祈るお祭りです。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、イーグレ姫路内の交洋庵に西播磨支部(岡田兼明支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。